四君子苑にいってきました。
by wabisuki4月 22, 2012
先日京都の出町柳の近くにある四君子苑の春の公開に行ってまいりました。
吉野の山林王だった北村謹次郎の住まいだった場所です。
昭和19年に北村捨次郎によって建てられた数奇屋建築で、敗戦後10年間、進駐軍に住居棟が接収されて、住むことが出来なくなってしまい、昭和39年に吉田五十八の設計で改築されたそうです。
約20年の差のある二つの建物が庭を介して隣接しています。
残念ながらマナーの悪いお客さんがいたためとかで
写真撮影が禁止でしたが正面からとヨコの北村美術館から
入り口あたりを撮影。
軒の深い入り口を入ると応接スペースがあります。
石の敷居の細工がすごい。こりこりのしつらえに
感激しながら渡り廊下を渡っていきます。
途中の腰掛などや手摺などにも
たくさんの工夫が。機能的であり美しいディテールに
すごいなー。を連発してしまいました。
住宅棟は天井が高く庭のさくらの景色をきりとった
大開口が圧巻です。
(今年はさくらの開花が遅かったため運よく見ることが出来ました!)
春と秋しか公開していないので
また秋にも見に行ってみたいです。
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