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花見小路散策

by 3月 12, 2009

京都に調べ物のついでに
花見小路のあたりをぶらぶらと散策して
出入り口や格子窓のしつらえを観察してきました。
瓦をつかったり竹を使ったりちょっとしたディティールがおもしろくて
すてきです。

ファイル 4-1.jpg

ディテールも興味深いですがやっぱり
町並みとしての景色がなによりすばらしいです。
人が歩くにちょうどいい幅の石畳と
二階の窓にかかった簾が連続して、私たちを路地の奥に導いてくれます。
ついついあちこち寄り道してしまいました。

そこらの子屋根のうえにちょこんと座る変な置物。
鐘馗(しょうき)さんといって厄払いの守り神として伝えられたそうです。
中国唐の時代、玄宗皇帝が病気にかかった時、
夢の中に鬼が出てきてうなされていた。
すると、鬼よりも恐い形相の大男が現れ
その鬼を退治し「私は鐘馗というもので、
科挙の試験の失敗を恥じて自らの命を絶ちましたが、
帝に手厚く葬られました。
その恩返しに鬼を退治するために参ったのです。」
と話した。
夢から覚めると病気は全快しており、
これを有難く思った皇帝は絵師を呼んで夢の中の大男を想像しながら書かせた。
これが由来のようです。
鬼よりもこわい。。かな?なかなか愛らしいですが。

ファイル 4-2.jpg

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3月 12, 2009 | by | TEL: 078-220-7205info@wabisuki-arc.jp
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